四大元素について考える

タイトルについて考えるで、地火水風もいい加減使い古されて古いのではないかという考えからぐだぐだ書いていたら長くなっていたので切り離してもっと長く書くことにしました。
過去を振り返ってそもそも四大元素というのは中世ヨーロッパの錬金術師が世界の構成要素として考え出した物です。後に原子説が出て四大元素は否定されました。つまり科学が真実である世界では根拠のないただの迷信ですが魔法が真実である世界では四大元素というのは世界の構成要素であるわけです。
現実に照らし合わせても物質の三態(固体=土、液体=水、気体=風)とそれを変換するエネルギー(火)(土+火=水 風−火=水)というように、物質が取る状態とは言えるのではないかと思います。火は物質の第四態プラズマのことだという意見も見かけましたがまあどちらでも良いでしょう。
我々の考えからすると火はともかく水、風、土の力、というのは物を動かす力、単なる圧力ではないのかと思うのですが我々にはわからない世界の構成要素としての力というのがあり、その力の発現が竜巻や氷塊や地震の形で現れるのでしょう。
という四大元素説ですが、メディアに登場して広く一般に知れ渡ったのは一体いつからでしょう。太古のRPGのウィザードリィにはハリト(火)ダルト(氷)という魔法が出てきますがそこいらからでしょうか。TRPGでは一般的だったんでしょうかね。そちらは知りませんが。一般に知れ渡ったと言えるのは四大元素の力を持つクリスタルを集める話であり、攻撃魔法にダメージだけでなく属性による効果という概念を取り入れたファイナルファンタジーIからでしょう。少なくとも私はこれで知りました。
それ以来かどうか知りませんがそれに続くあらゆるゲームで攻撃属性、魔法属性として四大元素が取り入れられていきました。当然マンガなどでもバスタードからか、地火水風の力がうんたらというのが多発し、地火水風の属性というのはすっかり一般常識になってしまいました。
光と闇を加えて六属性とか雷が加わる亜種もあります。
しかしこれだけ使い古されてくると「地火水風の力!」とキャラクターにしゃべらせるのはいい加減恥ずかしくなってくるのではないでしょうか。私は少し恥ずかしいです。じゃあやるなといわれそうですが結構好きなんです。まあ私が描くマンガはエロがメインなので、バックボーンはどんな陳腐なRPG世界でも良い、むしろ陳腐な方がエロに没頭しやすい。というのが持論なもので。しかし真面目なファンタジー世界を描きたい場合、は困るのではないでしょうか。
そこでいまなら陰陽道の木火土金水(もっかどこんすい)の方がおすすめです。RPG登場初期は曜日として使われてなじみが深すぎる陽陰火水木金土よりも西洋の四大元素の方が良かったでしょうが、今となっては陰陽五行説のほうが新鮮なのではないでしょうか。
もっかどこんすいは良くできているんですよ。隣り合う物を助けて一個飛びの物を弱める働きがあるんです。
木は火を助ける 燃えますからね。
火は土を助ける 乾燥するから良いんでしょうか?
土は金を助ける よくわかりませんが金属は土の中から出てくると言うことでしょう。
金は水を助ける よくわかりません。金属の上を良く流れると言うことですかね。古代中国は水道が整備されていたのでしょうか。
水は木を助ける 育ちますからその通りです。

木は土を弱める 根を張って土に穴を空けていくからでしょう。実際には土を固めてくれるのですが。
火は金を弱める 金属を溶かすからでしょうか。
土は水を弱める 水を吸い取ってしまうからですかね。
金は木を弱める 金属に木は生えません。重金属が植物の毒だから、と思いましたが昔にそんな知識あったわけないですね。
水は火を弱める これはその通りです。
とまあ理由も分かりやすいですし(どうとでもこじつけられてちょっと苦しいですが。)補助関係、弱点がハッキリしていることから非常にゲームにしやすく戦略も立てやすいのでは。四大元素の補助関係はいい加減ですよね。風が火を助けるはよく言われますが火が土(五行と一緒)を、土が水(五行じゃ逆。まあこれも水は土から湧き出すからと正当化できるんですが。)を、水が風をはあんまり言いませんよね。
だいたい四大元素だと火と水が互いに互いの弱点だからどっちが強いと言うことにしても矛盾していますので、攻撃した方が強いとかの変なルールになってしまいますよね。火の魔法は氷の鎧に強いが氷の魔法は火の鎧に強いとか。おかしいですよね。
五行なら火の魔法は氷の鎧に効かず火の鎧は氷の魔法を防げません。かわりに金の鎧を攻撃すれば無敵です。
身も蓋もないルールですが矛盾がないですよね。
問題点としては四大元素で最もかっこいい風の技が使えないという点ですがそれはまあ適当に風は中央の独立した属性とか火と土の間であるとか言えばいいでしょう。だいたい四大元素でも雷の扱いに苦労していたはずです。火と風が取り合ってもめてるじゃないですか。木は土属性ですけどね。
問題点その2は木の技と金の技がイメージ湧かない点ですね。それを言ったら土の技だってイメージ湧きません。五個の内三つが使えないのはあまりに痛い。
まあその辺は想像力を膨らませて。金の技なら装備している鎧を変形して棘をだすとか剣を強化するとか敵の体から鉄分を取り出すとか(byジョジョ)いろいろあるはずです。木の技はバラの刺だの根っこだの今でもいろいろあるでしょう。
というわけで地火水風に飽きたら陰陽五行説はいかがでしょうか。こっちならもうしばらく持つはずです。


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