16.

飛糸を足に絡ませ、一気に縛り上げ、切り離した。死の気配が一瞬遠のく。
「やれ!」
そして、叫んだ。
……
俺の心臓は奴の腕に打ち抜かれていた。
足を切るとき…一秒以上経っていた。それはつまり、奴に時を止めるインターバルを
与えたと言うことだ。奴は時を止め、俺を殺すことを選んだのだ。
「満足だよ。貴様のような戦士と戦えて。…時波の血統は残るのだから」
それは時を止めている最中に奴がつぶやいた言葉。
二人は灼死の猛火の中で、共に消滅していた。

BAD END