13.

「そ、そんな…」
「おまえも当主ならば腹をくくれ。俺たちなど、所詮は使い捨ての兵士なのだと」
そして、奴が時を止めた瞬間、俺は飛び出した。
時間は5秒。到達するまで2秒。
零未もそれに続いて走る。
奴の念動力をかわし、到達し、剣を振るう。奴はそれを小手で避けつつ、
紫焔の動向に気を配る。
「そんな暇ある物か、この俺を前に!」
俺は至近距離から飛糸を打ち、バタフライナイフを投げ、
とにかく一気に総力戦を行う。
「……っ」
それでも倒しきれない。剣が脇腹に刺さったが、奴はそこでそれを止めた。
そして、時が止まる……
……


10万度のプラズマは原爆雲を発生させ、半径数百mを不毛の荒野に変えた。
そこに立っているのは一人の少女のみであった。
「……おにいさま……」

END