目の描き方補足:光沢

目の描き方で触れた瞳の中の白丸、光沢(艶、ハイライト)について考えて見ます。
瞳は透明で水分に覆われているので、ガラス光沢となって光をよく反射します。漫画的にそれを強調しているわけですね。



繰り返しますが、光沢ですので、瞳がそういう形に欠落しているわけじゃなくて、光の反射です。
ですから、光が差していない場所では無くなることもあるし、下から光が差せば下に移動します。

 

光が強ければ大きさが変わることもあるでしょう。


しかし、顔の中で最も重要なパーツである瞳の中で、燦然と輝く光沢はもうただの光の反射ではなく、確固たる意義を持ちます。
つまりいきなり光沢を消すしたり位置を変えたりすると、顔の印象さえ変えてしまうのです。

・光沢が無いとどうなるか?


リアル系の絵の場合、顔における瞳の割合が小さくなるので、光沢の有無はさほど問題では無いと思います。
なので、折角リアルに描いているのですから光源の状態によって、必要なら光沢を入れ、不要なら入れなければ良いでしょう。
光沢あり 光沢なし


しかし瞳が顔の半分以上を占めるロリ系の絵や少女漫画の絵では光沢が無くなれば表情が違う、どころか別人にすらなりかねません。
光沢が無い → 目に光が無い → 呆然としている or 廃人 と言う表現だったりもしますよね。

光沢あり 光沢なし


大昔の少女漫画の絵何て、光沢を描く為に目を描いているんじゃ無いかと言う勢い光沢を入れまくっていました。
これに光沢がなくなれば絵柄が変わってしまいます。

光沢あり 光沢なし


という訳で、絵としては光源が直接当たっていない場合は光沢を描かないのが正しいかもしれません。
しかし、漫画表現的には光沢を消すべきでは無いと私は思います。

瞳というのは光を集めやすい構造ですから、多少暗くても光ることもあるんですよね。ですからあながちリアルじゃないと言うことも無いと思います。

・光沢を入れる位置は? 光沢の使い方

では次に、右上、左上、右下、左下、どこに光沢を入れるべきかという問題。


あ、後、黒目の外側じゃなくて黒目の中、瞳孔の脇にハイライトを入れる方法もありますね。これは絵柄次第だと思います。

リアル系の場合こっちの方が多いかな。


光沢を入れる位置については、瞳の光沢の使い方によって考えてみます。思いつくのは以下の通り。

1.光源の方向を示す

 これは当然ですね。自然で標準的な使い方です。

2.第二の視点として使う。

 第一の視点はもちろん黒目です。
 ですがロリ系絵ですと瞳が大きすぎて、黒目を向けていても何となく視点がぼやけてしまいますので、ハイライトを向けることで視点をはっきりさせます。
黒目で見ながらさらに集中している、黒目を向けながらとことなくあさっての方を見ている、と言うような微妙な表現も可能です。

3.カメラの方向を示す。

 視ている点ではなく、見られている点を示すわけですね。

4.とやかく考えず機械的に使う。

 右上なら右上、左上なら左上と決めてその通りに使うだけです。


私の場合は基本的には1…と言いたいたいですが、実質は4です。

「右を向いている時は右上」
「左を向いている時は左上」
です。正面を向いている時は気分次第(描きやすい方)です。



・その他注意点

止めた方が良い注意点としては、光沢の位置を左右の目で変えるのは止めましょう。何だか左右で互い違いの方向を見ているみたいです。


これは止めた方が良いかどうか微妙なんですが…。
光源が下なら光沢は下に出来て当然です。ですがやっぱりそれは結構珍しい現象かなと思います。
光源は上にあるのが普通ですからね。

ダメとは言いませんが、個人的にはハイライトを下だけに入れた絵にはちょっと違和感を感じたことがあります。
逆立ちしているときなんかは、その違和感が良いかも知れませんが。

上下両方にハイライトが入るのはなら有りかと思います。
上から直接光が、下からは地面からの反射光が入れば上下に光沢が出来ますね。

りあえず以上です。

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